全てのバイク乗りにとって、人生で一度は走ってみたい道路というのを持っていないという人はいないでしょう。
私自身も、その内の一人であり、結構な期間をバイクに乗っているのにもかかわらず、その憧れの地へはまだ足を踏み入れたことがないのです。
その憧れの地は、北海道も、東端に近い場所にある地域の知床です。
今回は、知床の魅力について紹介したいと思います。
知床横断道路について
知床横断道路は、北海道の羅臼町を起点として美幌長の終点までの123キロメートルあまりの国道です。
この国道は、知床半島の中程までを海岸線沿いにぐるりと囲むような形で通っている道路であり、通過中の景観は抜群です。
海を見てもよし、山を見てもよしの道路なのですが、何よりも直線が多く起伏はあるものの、ツーリング自体は難しくないために、景色を見ることを楽しみやすいコースとなっていることが魅力的です。
北海道は、面積が大きく人口密度が高くないことからか、道幅も全体的に広い上に、開けた景色を見ることができるスポットが数多くあり、まるで外国を旅しているような気分になります。
その中でも、知床はまさに大自然の中をツーリングしており、たまに目にすることができる鹿などの心を奪われてしまうものです。
このことは、友人のバイク乗りか聞いた話なのですが、知床半島は彼が本当に満足そうな表情で話していたのが印象的でいつか行ってみたいと考えるばかりです。
知床へツーリングするために必要なこと
しかし、知床をはじめとした北海道のツーリングは、当然のことながら雪が降らない夏の間しか行うことができません。
必然的に、お盆休みかと考えてしまいますが、ロングツーリングは天候も大きく影響しますので、天候が悪ければあきらめざるをえません。
知床横断道路の場合には、秋の終わりからゴールデンウィーク頃まで冬季閉鎖が行われてしまいます。
ですから、計画を立てるのであれ、ずいぶん前から準備をしておいた上で、天気予報をこまめにチェックする必要があるのです。
北海道ツーリングの計画
北海道へは、一度きり上陸をしただけですが、その時には日程などの都合から全てを回ることはかなわず、南部地域から札幌の間をツーリングするだけで精一杯でした。
勿論、当時から知床へ入ってみたいとは思っていたのですが、その地へ行くためには、小樽からかなり長い時間をかけてツーリングするルートしか採ることができないために、まとまった時間が必要となってしまいます。
これまでも、何度か行く計画を立ててみたものの、天候の関係や休暇の日程をうまくつけることができず、行きたいと考えてから何年もの間挑戦することができていません。
それでも、他の人の話やインターネットでルートを検索してみると、3日間などで、知床横断道路を走破している人もいることが分かり、次の夏にはぜひ挑戦してみたいと思うばかりです。