海外ツーリングという野望
日本一周はバイク乗りにとって憧れであるのと同時に実現可能な夢と言えます。
しかし、海外をツーリングすると言ったらそれはさすがに難しいのではないかと考えてしまうバイク乗りが大半ではないでしょうか。
私は、バイク以外の趣味と言えば、海外旅行で今までに、ベトナムやタイを中心として、5回以上の旅行を経験しています。
いずれは、海外に自分のバイクを持っていき、現地でツーリングを楽しみたい問う野望を持っているのです。
カルネの利用で野望が現実に
海外でのツーリングは夢というより野望といったものに近かったのですが、最近その野望をかなえるための制度があることを知りました。
それが、カルネという制度です。
この制度は、自分の普段使っているバイクを海外へ持ち込むことができるというもので、船に乗せて一緒に旅することができるようになります。
このため、飛行機で行くよりも時間がかかってしまうことや、輸送費などの面でもお金がかかってしまうことは否めないのですが、自身の愛車を持って海外を旅行することができるという私にとっては願ったりかなったりな制度でした。
カルネの内容
カルネは制度そのものの呼称ではありますが、JAFに申請してカルネを取得した後の書類のこともカルネと呼びます。
カルネの取得にはJAFのカルネ担当窓口で定められた書類と実印を持参の元申請を行う必要があります。
この申請には時間がかかるため、旅行計画を立てたならば出発の2,3か月前にはJAFに行くことが望ましいようです。
これらの申請が終わって国際ナンバーの取得や諸々の手続きが終わればいよいよ船への席際、出発ということになります。
ここまでで、通常の海外旅行に比べるとはるかに高い金額を支払うことになりますが、夢のためならば致し方ありません。
海外ツーリングで気をつけたいこと
海外へ行ってから気をつけたいことと言えば、やはり治安やお金がらみのトラブルです。
東南アジアは、人はみんな優しいと考えがちですが、場所によっては治安の悪い個所がありうかつに近づいてはなりません。
また、日本製のバイクや基調品は現地では高級品扱いとなるため、バイクの保護もきちんと行わなければなりません。必然的に、少し割高になってしまいますが、しっかりしたホテルに予約を取ることや、盗難対策のために車両自体もカスタムを施すことが必要となります。
ガソリンも日本と内容が異なる場合があるので、出発前にはそういった細かいことまできちんと調べてから心配がないようにしておきたいものです。
一回のカルネ申請分では3か月の旅行が認められるので、この期間の中でたのしむことができればよいのですが、超えてしまう場合には再度の申請が必要となります。
費用さえあれば、近い国へは1週間程度の期間で楽しむこともできますし、日本一周と比べても現実味のある話だなと、調べながら様々な計画を思い浮かべてしまいました。