友人・知人をバイク乗りにしてはいけない

バイクで一緒にツーリングに出かけられる仲間を作りたいなと考えた時、多くの人がまず最初に思いつくのは、友人や知人をバイク乗りにして一緒にツーリングに行くということではないでしょうか。
確かに自分と気が合う友人や知人がライダーとなって一緒にツーリングができれば、それが理想的かもしれません。
しかし、友人や知人をバイク乗りにする事は、実はNGです。

その理由は、自分の周囲の友人や知人が必ずしもバイク乗りとして適しているとは限らないからです。
普段から仲が良い友人や知人なら、あなたからバイク乗りにならないかと誘われたら、やってみようかなという気になってくれるかもしれません。
しかしバイクでのツーリングには運動神経やバイク経験やスキルなどが大きく関係するため、普段から仲が良い友人であってもツーリングでも同じ楽しみ方ができるとは限りません。
自分が楽しむために友人に無理をさせたり、友人のレベルに合わせることで自分が退屈な思いをする事も少なくないのです。

ツーリングを楽しめるかどうかは人それぞれ

ツーリングを楽しめるかどうかは、その人によって異なります。
ツーリングと言っても、短距離のコースもあれば何時間もかけて遠出するコースもあります。

車での長距離運転が好きかどうかという点に個人差があるように、バイクに乗る人でもどのぐらいの距離や時間を運転するのがちょうど良いかという点には大きな個人差があります。
そのため、計画したツーリングを自分は楽しめても、一緒に出掛ける仲間は同じぐらい楽しめない可能性もあります。

バイクは危険な乗り物だと認識しよう

バイクでツーリングに出かける際には、バイクはとても危険な乗り物だということを認識しておかなければいけません。
バイクでのツーリングを自動車でのドライブと同じだと考える人がいるかもしれませんが、バイクという乗り物は自動車と比べて安定性や安全性に欠けるという大きな特徴があります。
そのため、ツーリングに出かける際には無理をしないようにこまめに休憩を取りながら、一緒に出かける仲間のレベルに合わせたコース計画が必要不可欠です。

バイクが危険な乗り物であることは、走行中に体が露出するという点からも明らかです。
自動車の場合には、車体に守られているという安心感があります。
しかしバイクの場合、フルフェイスのヘルメットやブースを履いたとしても何かの衝撃によってバランスを崩しやすいですし、事故などに遭うと飛ばされて大きなケガにつながりやすい傾向があります。
楽しいはずのツーリングが不運なケースとして終わらないためには、危険な乗り物で他人と一緒に出掛けることがツーリングなのだということを常に認識しなければいけません。