ライダー間のあいさつ「ヤエー」とは?
バイクで走行していて、対向車線を走ってくる他のライダーに手をふったり、ピースサインをしたりといったあいさつは昔から行われています。
ライダーというのはお互いに親睦の念が強いので、あいさつをすることによってお互いに気持ちよく走行を続けることができます。
ライダー同士で交わすあいさつを、「ヤエー(YAEH)」と呼ぶようになったのは1980年ごろのことだと言われています。
ヤエーの言葉の由来は、英語の「YEAH」のスペルミスから来ているという説が多いのですが、その真偽は定かではありません。
ヤエーは単なるあいさつというだけではなく、ライダーたちにとっては一種の文化ともいえる仕草です。
特に決まった形というものはないのですが、ピースサインなどが一般的です。
ヤエーのステッカーもある
ヤエーのステッカーも製作されており、無料で配布されています。
ステッカーのスタンダードデザインは黄色地に黒でピースサインと「ヤエー!! YAEH!!」の文字が描かれているもので、色はこれ以外にもグリーンやピンク、レッド、ブルーなどいろいろあります。
スタンダードデザインの他に、それぞれの道の駅特製のデザインが施されたステッカーなども多数存在しており、コレクションをする楽しみも増えます。
ヤエーステッカーは全国に設置されており、設置場所は「YAEH!! STICKER」のホームページまたはTwitterで確認することができるようになっています。
バイクショップや道の駅にステッカーが設置されている他に、ライダーたちが集まる飲食店などでもステッカーをgetすることができます。
ステッカーのコレクションを考えているライダーは、ツーリングに出かける前にヤエーステッカーを置いてあるスポットを確認していくのがおすすめです。
ヤエーステッカーはライダーたちの善意で製作されていますので、市販はされていません。
どこかの道の駅のステッカーがほしいと思っても、購入したり郵送してもらったりすることはできません。
ステッカーを自分の店舗に置きたいという方は、ホームページから設置申請をすることも可能です。
ヤエーをする際の注意点
ヤエーのほとんどは、手を使って対向車にサインを送りますので、ヤエーをしている瞬間は片手運転になってしまいます。
「ヤエーをしたいな」と思っても、カーブを走行している最中やクラッチ操作中、ブレーキ操作中は無理をしないでやり過ごすのが賢明と言えるでしょう。
また、ライダーの中にはヤエーをされても返してくれない人もいますので、「せっかく勇気を出してヤエーしたのに返してくれなかった」と落ち込む必要はありません。
ヤエーはあくまでも自主的に行うものですので、あまり深く考えないようにしたいものです。