ツーリングにかかる費用
ツーリングに行こうと思い立ったときに、誰もが考えるのが日程と行き先です。
ところがツーリングに「いくらかかるか」を考えているライダーは意外と少ないのではないでしょうか。
飛行機や列車などの公共の交通機関を使って旅するのとは違い、ツーリングの場合、明確な旅行費がいくらになるかは状況によって変わってきます。
ですから、正確な旅行費用が計算しにくいのも確かです。
たとえ近場のツーリングに出かけることが多い場合でも、ツーリング先の食事代や給油代、お土産代などを加算していくと、トータルではかなりの金額になることも珍しくありません。
ですから、ツーリングに出かける前にはいくらのお金が必要なのか、予算を前もって決めておくことが大切です。
予算の計画が大切
ツーリングで節約できないのは、ガソリン代と高速道路代です。
これ以外に食事代と宿泊代などがかかりますが、あまりお金をかけたくないというのであれば、宿泊代の安い宿を選ぶこともできます。
食事も、値段の高い高級料亭ではなくて気軽に食べられる地元の食事処などを選ぶことによって費用を節約することができます。
ガソリン代に関しては、ツーリングに何度も出かけている人は、自分のバイクを満タンにしてどのぐらい走れるかを経験で分かっていると思います。
現行車にラインアップされているバイクであれば、メーカーの公式サイトに掲載されているスペック表にある「WMTCモード値」(燃料消費率)を確認して愛車の可能距離を大まかに割り出すことができます。
航続可能距離を割り出すには、「WMTCモード値×タンク容量=航続可能距離」の計算式を用います。
ただし、これはあくまでも目安であって、走り方や道路の渋滞具合によっては燃料消費率が大きく変わってきます。
高速道路料金に関しても走るルートによってトータルで払わなければならない 料金が変わってくることがありますので、インターネットなどで検索をして大まかな道筋を決め、料金を計算しておきましょう。
山の中にあるガソリンスタンドなどではクレジットカードが使えないこともありますので、現金は少し多めに持っていく必要があります。
ツーリングのテーマを決めてお金を配分する
ツーリングの目的はいろいろあると思います。
グルメに関心のあるライダーなら、食費を節約することをあまり考えずに、満足の行くスケジュールを立てることも重要です。
せっかくの楽しいツーリングのはずなのに、お金を数千円節約したばかりに食べたいものを食べずに帰ってきてしまった、といったことのないようにしましょう。
もう一つ忘れてはいけないのが、ツーリング先で万が一トラブルに見舞われた場合のことです。
バイクのパンクや悪天候などの場合、予定の変更も考えられますので注意しましょう。