自力でタイヤ交換しました!

思いつきはしたものの

自称中級ツーリングライダーで、10年のドラッグスター歴の私ですが、ツーリングの最中のタイヤトラブルは数度経験しました。
エア抜け、パンクと経験しましたが、応急処置などで自走は可能でしたのでこれまでは切り抜けてきました。
ですが私の頭の中では、これまで以上のロングツーリングの計画があり、タイヤ交換くらいは自分で行わないといけないのでは?と思い、いきつけのショップで道具を借りてトライすることになりました。

理想と現実と神の声

自分の頭の中では、鈴鹿8耐のタイヤ交換のピットクルーになりきり、ボルトを抜けばそう難しくはない(実際にドラッグスターのタイヤ交換作業を見てきましたが、そう難しそうではなかった)と思っていました。
助手に友達をつけ、挑戦開始。

まずフロントタイヤから。
まずジャッキアップ……ドラッグスター用のフロントジャッキがありません。
パンタグラフをフレームに掛け、回せばいいかと思い、下に敷くと止められました。

「緩めるもの緩めないと、タイヤ浮いたら力入らないよ」言われてみれば確かにそうです。
8耐の耐久レーサーのようにエアジャッキも無ければ、エアツールもありません。
ひたすら人力です。

ブレーキを緩め、次にアクスルシャフトのクランプ部分のボルト。
次にアクスルシャフト。

ようやくジャッキアップと思ったら「メーターケーブル」という声が。
確かに繋がっていました。
それも外し、ようやくジャッキアップ。

タイヤが浮いたのを確認し、アクスルシャフトを抜くと、タイヤが外れる予定なのですが外れません。
フェンダーに引っ掛かっているようでした。
もう少しジャッキを上げると、ようやく外れました。

ここまででかなり時間が掛かってしまったので、タイヤ交換は見本も兼ねて友達がやってくれました。
外したのと逆の順番でフロント終了。
次はリアです。

今度はリアよりにジャッキを噛ませて、リアを上げるのですが、今まで見慣れていたはずのリア周りを見て途方に暮れました。
フロントに比べ、パーツが多く、ドラッグスターはシャフトドライブです。

差込部分が分かりません。
「代わろうか」友達による天の声が聞こえました。
チェーンドライブに比べ、シャフトドライブはタイヤ交換の際は外す箇所が多いそうです。

しかもリアはドラムブレーキです。
ディスクと違い、調整用のボルトを外さなくてはいけませんでした。
リアタイヤはリア周りのネジを緩めるだけではなく、エンジンにあるドライブ部分のシャフトが見えるようにメッキカバーも外さなくてはいけません。

これもまたシャフトドライブの面倒なところです。
とりあえず外してもらい、タイヤチェンジャーにかけました。

先ほど交換しているところを見ていますので、外すのは簡単にできたのですが、新しいタイヤをはめる作業が見た目のようには簡単にいきません。
タイヤがリムに入ってくれない。
新品ですのでゴムが固く、力技でいきたいのですがやり過ぎると、ホイールを傷つけてしまいます。

試行錯誤の結果、どうにかタイヤ交換は終了したのですが、2時間近くかかりこれでは8耐ですと完走はできません。
とりあえずは、自力でできなくもないのですが、なるべくショップにまかせようと思いました。