2016年も盛り上がりが期待できる「MotoGP」
毎年バイク好きが注目するレース「MotoGP」が今年も行なわれます。
今年からルールが大幅に変更されるとのことで、各レーサーも緊張感をもって練習に取り組んでいるようです。
ひとつはタイヤメーカーの変更。
これまではブリジストン製を使用する決まりでしたが、今年からミシュランに変更になりました。
また電子制御ソフトウェアの使用が義務付けられたという点もレースに大きな影響を与えそうです。
各技術者のセッティングが明暗を分けるかもしれません。
今年もやはり彼に注目
2016年2月に行なわれた1回目のプレシーズンテストでは、やはり去年のチャンピオンでもある「ホルヘ・ロレンソ」が圧倒的な走りを見せました。
テスト期間の3日間で、1分59秒台のタイムをクリアしたのはロレンソのみ、2番手のバレンティーノ・ロッシと1秒の差をつけてのゴールだったのは本番においても大きな影響が出そうです。
タイヤメーカーの変更にもいち早く対応していることをアピールしたロレンソは、「ブリジストンと同じように走れている」と自信を見せています。
ロレンソは1位をとって舞い上がることなく、慎重にライバルの様子をチェックしながら自己コンディションを整えているようで、この慎重さも去年の優勝をつかんだ理由のひとつかもしれません。
ちなみにロレンソは、2016年末に切れるヤマハとの契約を更新しないことを決め、2017年は2年契約でドゥカティとの契約を結ぶとのことです。
2016年はヤマハでの最後のMotoGPとなりますので、悔いの残らないよう全力で臨んでほしいですね。
2番手のロッシも好調をアピール
ロレンソと1秒の差がついてしまったバレンティーノ・ロッシですが、ロレンソの早さを認めた上で、自己のコンディションが整いつつあることをアピールしました。
テストではロレンソと大きな差が出てしまったものの、ロッシもこれまでのさまざまなレースで多くの優勝を掴んでいる優秀なレーサーです。
普段は陽気な性格ですが、レースでは別人のような真剣な表情を見せるところも大きなファンを掴んでいる魅力のひとつです。
去年はロレンソに敗れてくやしい思いをしたロッシですが、去年の自分と今年の自分は違うとアピールする目もやはり真剣そのものでした。
ロレンソとの差を埋める自信を漂わすロッシの今後にも注目です。
優勝は誰の手に?本レースに期待
大きなルール変更があり、新しい環境に慣れるまではすべてのレーサーがコンディションを整えるのに苦労しそうですが、やはりロレンソとロッシの走りは期待が膨らみます。
彼らの活躍に注目しつつ、引き続きMotoGPをチェックしましょう!