モトコンポ (MOTOCOMPO)の基本情報
モトコンポ (MOTOCOMPO) は、本田技研工業が1981年10月29日に発売していた原動機付自転車です。
小さな車体ながらも2.5馬力の2ストロークエンジンを搭載しており、きびきびとしたライディングが楽しめました。
車体名のモトコンポは、モーターバイクや持ち運びが出来るモトという言葉と、発売当時に大ブームとなっていた、CDとカセット、ラジオが付いているコンポを合わせてつけられました。
本田技研が同時期に開発していたコンパクトカーのシティのトランクルームに積む事ができるバイクとして開発され注目を集めました。
そのため、モトコンポは、来るまで目的地に付いた後にトランクルームから降ろして、周辺エリアをバイクで散策するような形で利用される事を想定して作られました。
1981年に生産が開始され、それから生産が終了される4年後の1985年までに5万台以上が生産された大人気モデルとなりました。
ポップでオシャレなルックスから、映画やドラマ、漫画、アニメなどに度々登場する事も多き、中でも藤島康介の逮捕しちゃうぞという漫画では、婦警さんがポリス仕様のモトコンポを運転している姿が度々描かれており、モトコンポマニアを量産しました。
中古車の選び方
モトコンポは、すでに30年以上も前に生産中止しておりますので、中古で購入するしか入手する方法がありません。
お値段も発売当時は8万円だったのに対して、中古車店などでは15万から25万ぐらいが相場になっており、プレミア価格での取引になります。
ノーマルですと2.5馬力という事もあり、長距離の移動や坂道などパワー不足を感じる事も多く、ランナウェイやカレン、Dio、JOGなどのエンジンを載せ替えている方も増えております。
中古車を購入する場合には、このような最初からカスタムがなされている「モトコンポを購入するのか、それともノーマルにこだわって車体を探すのかの二択になります。
また、30年以上も前のバイクという事もあり、レストアベースでの販売も多くなっております。
車体がリーズナブルでも、修理でお金がかかる可能性も少なくありません。
特にオークションなどで購入する場合には、リスクもありますので、近くに頼りになるバイク屋さんを見つけてから落札してください。
Motochimp(モトチンプ)
モトコンポのコンセプトがそのまま電動バイクとして復活したようなレトロなデザインのモトチンプが2017年12月1日に国内でも予約が開始されました。
こちらのモトチャンプは、残念ながらHONDA製ではなく、シンガポール・Vanda Electrics社により開発されたモデルです。
こちらのモトチャンプは、電動バイクで自宅にあるコンセントから気軽に充電する事ができます。1時間の充電時間で約60kmの距離を走行できますので、近所へのお買いものや、駅までの通勤手段として最適です。価格は税抜で486,000円、限定モデルのブラックは540,000円になります。