とらドラ！のアニメに出てきたバイク、KH400

非常に切ない恋物語を描いた学園アニメとして、アニメ媒体だけではなく、ライトノベル小説など、様々なスタイルで人気を博した、とらドラ！
そんなとらドラ！ですが、登場するバイクは作り物ではなく、実在のモデルがあります。

とらドラ！に登場するバイクは、カワサキから販売されている、KH400と呼ばれるバイクです。
発売当初は非常にじゃじゃ馬気質の強いバイクとして、乗りこなせるのはごく少数の人間のみという特徴がありました。
ですが現代では角が丸くなり、初心者でも十分乗りこなすことが出来る、安定性を持っているバイクと言えるでしょう。

シートの安心感がある固めのシートが採用されており、軽いキックで簡単にエンジンが始動します。
エンジンを始動するとわかりますが、非常に爆音轟きますので、乗る際にはエンジンのかける時間帯やタイミングなども気を付けないといけないでしょう。
とらドラ！でも、KH400は爆音轟かせて走るシーンがありましたが、案外あれは誇張されているわけではなく、本物はあれ以上の爆音が鳴り響く傾向があります。

ただ、回転数が安定してからは、ある程度排気音が落ち着き、他のバイクにはない心地よいサウンドを奏でます。
このサウンドに魅了されてKH400にハマるという方も多く、バイクっぽい音を奏でるパイクに乗りたいというライダーから、非常に人気が高いと言えるでしょう。

デザイン性の高いKH400

カワサキのKH400は、デザイン性が高く、カラーバリエーションが豊富な点も魅力の一つです。
例えば、カワサキカラーとしておなじみの、ライムグリーンを始め、レッドやブルー、ブラックなど、実に幅広いカラーリング展開がされているでしょう。
いずれのカラーも性能に変わりはなく、それぞれの良さを持ち合わせています。

また、カラーリングだけではなく、シンプルながらもバイク乗りの心をくすぐる、無骨なデザインが人気の理由の一つです。
バイクと一口に言っても、デザイン性でバイクを選ぶ方もいるかと思いますが、そんなデザイン性でも満足させてもらえるのが、KH400の大きな特徴と言えるでしょう。

KH400で、サウンドを楽しみながら聖地巡礼

とらドラ！のファンの中には、舞台となった場所をKH400で巡る、聖地巡礼を行っている方もいるようです。
実際にモデルとなった場所を、モデルとなった愛車で巡ることで、とらドラの世界にどっぷりと浸ることが出来、生きる活力を見出すことが出来るというファンも多くいます。

ある程度のバイクスキルがある方でないと、KH400は乗りこなすのが難しいときもあるようですが、その分、バイクに慣れてから手なづけると、一生手放せないわが子を持った気分になることが特徴です。