意外な場面でバイクが登場する映画「すずめの戸締り」
「すずめの戸締り」は、災いの発生源となる扉を主人公の岩戸鈴芽が閉めていく物語です。
有名監督新海誠氏の作品ということもあり、国内で大ヒットしました。
そんな映画の意外なシーンで、バイクが登場するのです。
映画内に登場するバイクの持ち主は、道中で出会う主人公と同い年の女子高生海部千果と言います。
彼女がバイクに乗せていたみかんをばら撒いてしまうシーンから、出会いが始まるのです。
海部千果が乗っている「スーパーカブ110」とは
作中に登場するバイクは、ホンダのスーパーカブ110と分かります。
HONDAのロゴもはっきりと書かれているので、バイクに詳しくない方でもホンダの車種であるとは分かるでしょう。
フォルムだけを見ると、スーパーカブかリトルカブかは一見分かりにくいです。
スーパーカブとリトルカブの主な違いはインチ数で、絵の見た目からはスーパーカブと考えられています。
その他に見分けがつきにくい点は、スーパーカブ50かスーパーカブ110かという点です。
この2つの主な違いには排気量が挙げられますが、この点を見分けるポイントがナンバーの色です。
作中に登場するナンバーはピンク色で、これによりスーパーカブ110と予想できるのです。
スーパーカブ110はコンパクトな車体で、女性でも乗りやすいのが特徴です。
作中でも女子高生が乗っているため、説得力を増すでしょう。
ただ、男性が乗っても窮屈さを感じず、フィット感のあるバイクとなっています。
スーパーカブ110は機能性にも優れていて、燃費がよい点が特徴です。
ギアも扱いやすく、初心者でも安心して運転できますし、長時間のライドにも対応した設計で疲れにくい車種と言えるでしょう。
新海誠氏の作品には多くのバイクが登場
新海誠監督の作品にはよくバイクが登場しますが、代表的なものが「秒速5センチメートル」です。
バイクが登場するのは第2章の「コスモナウト」で、ここでもスーパーカブが登場しています。
バイクの持ち主となるのは、舞台となる種子島の高校生貴樹と花苗です。
種子島は電車が通っていないため、原付に乗って通学する学生がいます。
すずめの戸締りでもバイクの持ち主は高校生だったので、スーパーカブは若い世代でも乗りやすいと言えるのでしょう。
コスモナウトは貴樹と花苗の恋愛物語ということもあり、同じバイクに乗っている点が運命的です。
物語の注目ポイントともなるため、バイクに焦点を当ててみるのもよいでしょう。
また、新海誠氏の作品「天気の子」にも、スーパーカブが登場します。
すずめの戸締りでは黄色いボディが印象的でしたが、天気の子で登場するスーパーカブはピンク色です。
作中のキャラクター、須賀夏美の愛車として登場します。